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▼外国為替取引について
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外国為替証拠金取引(FX)とは




皆さんは海外旅行へ行く際、日本円を米ドルなど他国の通貨に交換したことがあると思います。
例えば、1ドル100円だったとすると、1ドルに交換するために100円を払います。このようにドルと円など、別々の通貨を交換することを外国為替といいます。では、その後、余った1ドルを日本円に戻したとします。すると1ドルが120円でした。この場合、1ドルを払って120円を買います。すると20円の利益(為替差益))がでることになります。このように、他国間の通貨をトレード(交換)することで差益を狙う取引を外国為替取引といいます。
外国為替証拠金取引(FX)でも基本この考え方で行いますが、通常の取引を違うところは“レバレッジ”(てこの原理)を利用できるところです。
FXの特長でもあるこのレバレッジとは、手元の資金を担保に、何倍もの金額の取引ができることです。。 例えば、100万円が手元にある場合、レバレッジを10倍にすれば、1,000万円分の通貨を取引できます。先ほどの為替差益やスワップポイント(金利みたいなもの)も10倍になりますので潤沢な投資資金がない投資家でも大きなリターンが狙えます。 ただし、その反面リスクも10倍になることになりますので注意も必要です。
簡単に要約しますと、外国為替証拠金取引(FX)とは証拠金を元に、ハイリスクハイリターンの外国為替取引を行うことを指します。

では、皆さんに馴染み深い外貨預金とFXは何が違うのでしょうか。FXのポイントをあげなら説明しますと、

FXのポイント1:FXなら資金効率性が高く、少額で高い収益を狙える
FXは証拠金を用いた取引です。なので、外貨預金のように1万ドルを購入するために1万ドル分の円を用意する必要はありません。
例えば、1ドル=100円の時、ドル/円で1万ドルの取引をする場合、必要取引金額は100万円となりますが、FXの場合レバレッジ効果(小さな資金で大きな資金を動かすこと)により5万円〜10万円の資金でも取引することができる為、資金効率が高まります。 だから、少額の資金で年率10%を狙うことも可能です。

FXのポイント2:FXならスワップポイントが毎日発生
FX取引ではポジションさえ持っていれば、スワップポイント(=金利差調整分)が毎日発生します。

FXのポイント3:FXなら公平な取引が可能だから、誰にでもチャンスあり。
投資は誰もが同じ条件の基で行いたいものです。しかし、入手できる情報に偏りや格差があり、有利な立場の人だけが好条件で取引できるのはアンフェアです。
FX投資の場合、市場が非常に広く、変動要因も経済指標や要人発言等によるものである為、誰もが共通の情報を入手できます。つまり、投資を行う条件は公平に保たれているのです。

FXは、このように大きいリターンが狙える取引ではあるものの大きなリスクがあります。 ここでは、最も抑えておかなければならない取引リスクについてのポイントを紹介します。

1.価格変動リスク
FXは世界の通貨を対象に取引する為、平日24時間常に市場が開き、刻一刻と相場が変動しています。いつでも好きな時間に取引を行えるということは一見、メリットのようにも思えますが、逆に、就寝中や仕事中などトレード画面から離れている間に思わぬ方向へレートが動くことが起こりえるというデメリットも潜んでいます。損切りオーダー機能を利用し、予期せぬ損失をしっかり防ぎましょう。

2.レバレッジ取引リスク
FXの特徴であるレバレッジですが、まずはその仕組みを理解することが必要不可欠です。
レバレッジ取引とは少ない資金で大きな取引ができるというものです。レバレッジが高いほど資金効率も高まり、トレーダーにとって有利にも思えますが、逆に、レバレッジを高くすればするほどに、わずかな値動きで大きな損益を生み出すため、リスクも高まります。知らぬ間に相場が大きく変動し、預け入れた金額をこえる損失が発生することがあります。レバレッジのかけ過ぎに注意しましょう。

3.金利変動リスク
FXの醍醐味の一つであるスワップポイントとは、金利差調整分のことを指します。高金利通貨を買って、低金利通貨を売った場合に、ポジションさえ持っていれば、毎日発生するというメリットがありますが、逆に、各国の金利情勢、価格動向その他様々な要因によって日々変化するため、受取額(支払額)が減少(増加)することがあるばかりでなく、受払いが逆転し、当初受取っていたスワップポイントが支払いに、支払っていたスワップポイントが受取りになる場合があります。スワップポイントは各企業HPにて公開されていますので、しっかり確認しましょう。

4.流動性リスク
外国為替市場では指標の発表等により、急激な相場変動が起こりえます。状況によってはポジションの決済また新規ポジションを立てることが困難となる場合があります。また、スプレッドは通貨により異なりその幅は主に流動性に左右されるため、一般的には流動性が高い通貨はスプレッドが狭く、逆に流動性が低い通貨はスプレッドが広くなります。年末年始や国内外の祝祭日などに市場の流動性が低くなる場合や、通貨当局の市場介入、天変地異、戦争等による相場の急激な変動が生じた場合には、スプレッドが通常よりも広がることがあることを頭に入れておきましょう


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