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RSI分析




 RSIとは一定期間の価格変動を上昇幅と下落幅に分け、全体の値動きの中で上昇幅のウエイトによって「売られすぎ」か「買われすぎ」を判断する代表的なオシレーターです。
 オシレーターとは相場の振れ具合(振幅)を見ていくテクニカル手法ですが、一般的にオシレーターは、周期的にくる横ばいのマーケットや方向感のないマーケットでも利益を得ることができと言われています。

 RSIの分析にあたっては、下図のようなバンドとかフィルターと呼ばれる道具を用います。これは、数値結果を判断しやすいようにし、買われすぎや売られすぎの状態を把握するためです。一般的に数値がバンドの上限を上回った場合は買われすぎ、下限を下回った場合は売られすぎの状態を示すと解釈されます。

バンド

RSIの計算式は以下の通りです。

計算式

※期間設定はワイルダーが用いていた14日や、7日、9日のような短期など様々です。

 RSIは、0%から100%の範囲で動き、その水準で買われすぎ、売られすぎを判断します。具体的には、50%を中心に上下に相場の行きすぎを示すバンドを設けて、そこからの乖離を目安にします。一般的に70%以上が買われすぎ、30%以下が売られすぎと考えられています。

 RSIの売買ルールですが、下図のように、70%近辺でダブルトップ(2番天井)を形成した場合、Aを下回った段階で売りシグナルとします。また、30%近辺でダブルボトム(2番底)を形成した場合、Bを上回った段階で買いシグナルとします。

RSI 売買ルール

下のチャートでは、高値圏でRSIが70%以上のダブルトップ(2番天井)を形成し、60%近辺の前回の底を割り込み、売りシグナルが出ています。

RSI ダブルトップ

下のチャートでは、底値圏でRSIが30%以下のダブルボトム(2番底)を形成し、55%近辺の前回のトップを突破し、買いシグナルが出ています。

RSI ダブルボトム

 また、RSIはサポートラインやレジスタンスラインなどのトレンドラインを引いて分析することもできます。下のチャートでは、サポートラインまで下がったところで買いポイントとなっています。

RSI サポートライン


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